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脱走オオカミ「ヌック」もおびえているか…ハウリング流しサファリに誘導=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.04.10 13:33
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8日、韓国・大田(テジョン)の「オーワールド」(動物園)から脱出したオスのオオカミ1頭が、2日目も捕獲されていない。消防当局はドローンなどの装備と大規模な人員を動員して捜索を行っている。

9日、消防当局によると、このオオカミは8日午前9時15分ごろ、大田市中区沙亭洞(チュング・サジョンドン)のオーワールドから脱出した。防犯カメラ(CCTV)の映像を確認した結果、オオカミは檻の床の土を掘って穴を開けた後、逃げ出したと消防当局は明らかにした。脱出したオオカミは2024年1月にオーワールドで生まれた。体重は約30キログラムで、名前は「ヌック」だ。オーワールド側はオオカミ14頭を飼育している。

 
消防当局は警察や軍など約400人を動員し、オーワールド裏手の山林を中心にオオカミを捜索している。当局はまずオオカミの動きを把握することが重要だとみて、熱赤外線カメラが搭載されたドローン6~7機を飛ばして捜索している。また、ヌックの予想移動経路にGPSが搭載された捕獲用の檻を設置する予定だ。消防当局はこの日午前から、オーワールドでオオカミが遠ぼえする「ハウリング」の音声を流してサファリゾーンに誘導している。消防当局は「オオカミには帰巣本能があるため、動物園から遠く離れていないとみている」と説明した。消防当局はこの日未明、2~3回にわたって熱赤外線カメラでオーワールド周辺の山林においてヌックとみられる個体を捉えたが、捕獲には至らなかった。この日一日降り続いた雨も捜索作業の妨げとなった。雨の影響で一時ドローンの運用が中断されることもあった。気象庁によると、大田では9日から10日にかけて30~80ミリメートルの雨が予想されている。

オオカミの捕獲が遅れると、住民の間からは不安の声が上がった。動物園周辺の住民は「オオカミに噛まれるのではないか」と不安を示している。大田山城(サンソン)小学校は被害を懸念し、9日は臨時休校とした。李在明(イ・ジェミョン)大統領は同日、X(旧ツイッター)に「どうか人的被害が発生しないことを願っている」とし、「ヌックも無事に安全に戻ってくることを祈っている」と述べた。

今回脱出したオオカミは、2008年にオーワールドが「韓国オオカミ復元」を目標にロシアから連れてきたオオカミ7頭の子孫の一頭だ。韓国オオカミは環境部が指定した絶滅危惧1級の動物だが、韓国では事実上絶滅した状態だ。オオカミは1900年代初頭に姿を消したトラに代わって、韓半島(朝鮮半島)の最上位捕食者の役割を担っていた。しかし、日帝時代に有害獣駆除を名目に大規模な捕獲作戦が行われ、個体数が急減した。1997年にソウル大公園で野生のオオカミが死亡して以降、韓国では確認されていない。オオカミはイヌ科の動物だが、イヌとは異なり、尾は上に反り返らず、下向きになっている。

専門家は「オオカミは5~8頭ほどの家族単位で群れを作って生活する習性があり、檻を抜け出したオオカミは不安からパニック状態にある可能性がある」と分析している。清州(チョンジュ)大学動物保健福祉学科のチェ・ヒョンミョン兼任教授は「脱出したオオカミは本来いた場所に戻ろうとするだろう」とし、「捕獲を急ぎすぎると神経質になり、さらに身を隠そうとする可能性がある」と話した。また「オオカミは性格はおとなしく、人を攻撃するより逃げる傾向にある」とし、「今回脱出したオオカミは動物園で生まれており、かなり人に慣れているとみられる」と述べた。

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    2026.04.10 13:33
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    韓国・大田(テジョン)の「オーワールド」から脱出したオオカミの捕獲に乗り出した消防隊員が9日、熱赤外線カメラを搭載したドローンで動物園周辺の山林を捜索している。キム・ソンテ客員記者
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