【社説】憲政秩序の重要性を再確認させた尹錫悦前大統領の無期懲役宣告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.02.20 13:52
ソウル中央地裁が昨日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領に無期懲役を言い渡した。12・3非常戒厳本案事件で戒厳の性格規定に対する判断が明確に下され、戒厳発動権者であり責任者に内乱首謀罪を適用して重刑を宣告したという点で、1審ではあるものの判決の重みが感じられる。これに先立ち韓悳洙(ハン・ドクス)前首相と李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官に対する判決で内乱罪が認められたのに続き、昨日の判決で戒厳宣言と国会占拠が民主主義の核心価値を否定した内乱だったという1審裁判所の判断は明確になった。我々が当然だと考えてきた憲政秩序がどれほど厳重なものであるかを裁判所の判決を通じて改めて実感する。
尹前大統領側は判決に対し「危機に直面した大韓民国を正すための大統領の決断を無視した」と反発したが、「憲法機関の機能をできなくするのは国憲紊乱行為」という趣旨の裁判所の判断が一般国民の常識にさらに近い。昨日の判決は、多くの国民が目撃者だった現行犯に1年3カ月ぶりに有罪が宣告されたものとも見ることができる。裁判長の池貴然(チ・グィヨン)部長判事が「この事件の核心は軍を国会に送ったこと」と2度も言及したのも、民主共和国の作動原理をむやみに毀損すれば現職大統領でも重刑を避けられないという点を強調したものと解釈される。戒厳発動は大統領の権限ではあるが、いかなる理由でも国会を武力で掌握しようという試みは絶対に容認されないという裁判所の判断は峻厳で痛烈だ。