【コラム】中間地帯を立て直さなくては=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.02.11 12:03
韓国社会で政治の温度は依然として高い。選挙が近づくほど声は大きくなり、言葉はますます荒くなる。しかし多くの人の感情は冷めている。憤怒と嘲弄はあふれるが、信頼は早く消耗している。いま韓国の民主主義が見せる最も重要なシグナルは二極化そのものより、その間を支えていたある空間が静かに消えているという事実だ。政治的中間地帯の崩壊だ。
中間地帯は世論調査でいう「中道層」とは違う。どの党に入れるか迷う留保の態度でもなく、すべての事案で両側を批判する態度でもない。中間地帯とは対立が存在しても政治が規則と手続きに戻るよう捕まえておく緩衝空間だ。民主主義は多数決だけでは維持されない。不完全で暫定的であってもその決定を支える合意の領域が必要だ。中間地帯はまさにその合意が積もる制度の空間だ。