【コラム】韓国型戦略的抑止が必要な理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.01.13 15:41
「抑止」とは一般的に感情や行動、現象などを抑え込んで立ち止らせることを意味する。軍事的に抑止は潜在的な敵が挑発や攻撃を敢行できないよう心理的圧力を加える戦略を意味する。このような抑止が効果を発揮するには、自分たちの戦闘力と対応態勢が十分に強力だという点が敵にはっきりと認識されなければいけない。すなわち、敵が挑発を敢行する場合、その代償が耐えがたいほど大きい、または成功の可能性がきわめて低いと判断させることが核心だ。
孫子の兵法「戦わずして勝つ」という不戦勝の思想と、ローマ帝国が反乱と侵略に容赦なく報復して平和を維持したPax Romanaの方式は、たとえ異なる時代と文化に基づくが、ともに敵の挑発を事前に遮断する軍事的抑止の本質とつながる。マキャベリの『君主論』とクラウゼヴィッツの『戦争論』はともに、敵の攻撃を抑止するために敵の攻撃が耐えられない代償と致命的危険を招くという点を明確に認識させることが重要だと強調する。