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サムスンSDI、米国で2兆ウォン規模のESS用LFPバッテリーを受注…「ポートフォリオ拡張」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.10 14:39
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サムスンSDIが、米国の大手エネルギー専門企業に約2兆ウォン(約2120億円)規模のエネルギー貯蔵装置(ESS)用リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを供給する。サムスンSDIが三元系ではなくLFPバッテリーの受注に成功したのは今回が初めてだ。

サムスンSDIは10日、米州法人「Samsung SDI America(SDIA)」が、米国のエネルギー関連インフラの開発・運営企業とESS用LFPバッテリー供給のための複数年契約を締結したと発表した。契約規模は2兆ウォンを超える。期間は2027年から約3年間だ。具体的な企業名は、秘密保持契約により公開されなかった。

 
これに先立ちサムスンSDIは、米国で自動車メーカーのステランティスと合弁で設立した電気自動車用角形バッテリー工場の生産ラインの一部をESS用に転換した。現在はESS用三元系(NCA)バッテリーを生産しているが、来年からは現地需要に合わせてLFPバッテリーの生産ラインも確保する計画だ。今回の受注分もここで量産される予定となっている。LFPバッテリーは単価が安く、火災リスクが低いという特性から、グローバルESS市場の90%以上を占めている。

サムスンSDIが供給するLFPバッテリーセルは、自社製品「SBB(Samsung Battery Box)2.0」に搭載される。SBBは、20フィート(ft・約6メートル)サイズのコンテナにバッテリーと火災安全装置などを統合設置した一体型ESSソリューションで、SBB 2.0は角形LFPバッテリーを採用した初のモデルだ。サムスンSDIは今回の受注以外にも、海外の顧客企業とLFPバッテリー供給に関する協議を進めているとされる。

サムスンSDI関係者は「今回の契約は、三元系バッテリーを主力としてきたサムスンSDIがLFPバッテリーへと製品ポートフォリオを拡張するという点で意義が大きい」とし、「海外の顧客企業に対し、火災安全性はもちろん、性能と価格競争力のいずれも優れたESS製品の供給を拡大していく」と述べた。

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    2025.12.10 14:39
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    サムスンSDI・器興(キフン)事業場の全景。[写真 サムスンSDI]
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