【コラム】ウォン安ドル高、体感苦痛が大きくなった理由=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.12.02 12:01
最近になり絶対水準が高まったりしたが、この国で「ウォン安ドル高」は日常だった。いや、もしかすると宿命に近かった。輸出で生きる国、どうにかドルを稼がなければならない非基軸通貨国が韓国の立場であるからだ。現場で会ったベテラン経済官僚はこれを「対内均衡より対外均衡が重要だ」という言葉で整理したりした。物価と雇用も重要だが何といっても経常収支と為替相場管理が最優先という意味だった。1997年の通貨危機と2008年の金融危機のトラウマが重なりこうした認識はさらに固まった。
こうした慣性が作動したのだろうか。戒厳事態の混乱が少しずつ鎮まった今年上半期以降、当局者の表情からは明確に緊張感が消えていった。為替相場が依然として1ドル=1400ウォン水準を一進一退する状況でだ。経常収支黒字が続く状況の上に変動性も徐々になくなり大きい危機が起きる可能性は小さいというのが理由だった。ここに堂々とは話せないが、輸出にも役に立つのにあえて手を付ける必要があるかという本音もあった。「1400ウォン台はニューノーマル」という話が出た背景だ。