【社説】AI時代の炭素削減目標を上方修正…原発なしに実現可能なのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.11.07 15:59
気候エネルギー環境部が昨日、李在明(イ・ジェミョン)政権の「2035年温室効果ガス国家削減目標(NDC)」樹立のための公聴会を開いた。2015年に締結されたパリ協定に基づき各国は5年ごとにNDCを国連に提出しなければならないが、この日、気候部は2018年比「50~60%削減案」と「53~60%削減案」の2つの案を提示した。最終案は大統領直属の「2050炭素中立緑色成長委員会」と国務会議の審議・議決を経て国連に提出される。どちらが最終案になろうと、文在寅(ムン・ジェイン)政権と尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が提示した40%削減目標と比較して下限基準で10~13%ポイント引き上げられた数値だ。李大統領が9月の国連総会で「責任感のある温室効果ガス削減目標を樹立する」と約束し、気候部が目標値を大幅に高めたという。
こうした目標をめぐり論争が激しい。環境団体は「NDCを61%以上に大幅引き上げるべき」と主張するが、産業界は「48%も厳しい」と対抗している。半導体・自動車・石油化学・鉄鋼など製造業界は電気料金の上昇、雇用の減少、産業競争力の低下などを心配している。金星煥(キム・ソンファン)気候部長官は「相反する意見の中で均衡点を見いだそうと努力した」と明らかにしたが、上限と下限が10%ポイントの差が出る目標案をめぐり社会的合意導出に失敗した結果という指摘が出ている。何よりも人工知能(AI)時代に急増する電気需要と厳しい経済現実などを十分に考慮していない「理想主義的目標」という批判が大きい。