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中国、台湾上陸訓練に「オオカミロボット」初めて投入…人間・無人混合戦闘を実験

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.11.05 10:23
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中国人民解放軍が台湾上陸を仮定した実戦型軍事訓練で四足ロボットの「オオカミロボット」を初めて投入したと、中国国営メディアが4日報じた。



 
中国中央TV(CCTV)軍事チャンネルによると、東部戦区陸軍第72集団軍傘下の「黄草嶺英雄連」は最近実施した上陸作戦訓練でオオカミロボットを先頭に置いて障害物を突破し、敵陣に突撃する場面を公開した。

中国兵器装備グループ(CSGC)が開発したオオカミロボットは重さ約70キロ、積載能力20キロで、5台のカメラで360度スキャンが可能だ。海岸上陸後に部隊員より先を進みながら偵察と攻撃の任務を併行するよう設計されている。

訓練中に一部のロボットが敵の火力で爆破されたとはいえ、中国軍が四足無人装備を単純な技術検証段階を越えて実戦応用段階に進入させたという評価だ。CCTVは「過去には戦士らが命をかけて先頭で200メートルを突破したが、今は『オオカミロボット軍団』がそれに代わる」と伝えた。

香港明報によると、今回の訓練で中国軍はオオカミロボットのほか大型ドローンと高速自爆ドローンの3種類の無人装備を投入した。大型ドローンは海岸の橋頭堡の敵の陣地を爆撃し、自爆ドローンは爆発物を載せて敵の兵力や軽戦闘車両に向かって突進する戦術を試演した。オオカミロボットは突破で確保、掩蔽物提供、障害物除去などの任務を担った。

中国軍の関係者は今回の訓練が人間兵力と無人戦闘体系を統合運用する「混合編成」体制への進入を意味すると説明した。これは中国の両棲(水陸両用)作戦能力が新たな段階に発展していることを見せる信号と解釈される。

ただ、軍事専門家はオオカミロボットの主要部品が外部に露出して防御力が脆弱で、偵察と突撃の任務を同時に遂行するのは難しいと指摘した。中国軍事ブロガー「大宜湾」は「ロボットの数が十分に増えて速度が向上すれば戦況が変わる」と予想した。

「黄草嶺英雄連」は韓国戦争(朝鮮戦争)当時に手柄を立てた部隊で、台湾海峡作戦を担う第72集団軍の核心戦力。今回の訓練場面は中国と台湾の軍事専門家の間で注目された。オオカミロボットは9月の中国軍事パレードでも大型ドローン・無人ヘリコプター・無人艦船などと共に公開されて視線を引いた。

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    2025.11.05 10:23
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    中国人民解放軍の資料写真[新華社=聯合ニュース]
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