自動車がなぜGPU確保に力入れるのか…世界的チップ競争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.11.05 07:24
エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が韓国政府と企業に供給することを約束したグラフィック処理装置(GPU)26万枚のうち5万枚は現代自動車グループに割り当てられる。サムスン、SK、ネイバーのような半導体・IT企業ではない現代自動車になぜGPUが必要だろうか。自動車産業のパラダイムが変わったためだ。燃料を入れればよく走る運送手段にすぎなかった自動車はいまや「動く高性能コンピュータ」に変化した。世界の自動車業界がGPU確保に死活をかけている背景だ。
業界によると、世界の自動車メーカーはエヌビディアとの協力を急速に拡大している。テスラが代表的だ。エヌビディアからこれまで12万枚のGPUを供給されたとことがわかったが、最近チップ購入規模を年間数十億ドル水準に増やし追加導入に出た。GMは自動運転車開発と工場自動化に向けエヌビディアとの協力を推進中で、高性能GPU導入を検討中だ。メルセデス・ベンツ、ボルボなどもエヌビディアからGPUを一部導入したことがわかった。