韓国国家情報院「朝米首脳会談の可能性高い…来年3月の韓米演習後が分岐点」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.11.05 06:40
韓国国家情報院は、北朝鮮と米国の首脳会談の可能性について、「来年3月の韓米合同軍事演習以後が情勢の分岐点になるだろう」とし「首脳会談の可能性が高いとみている」と明らかにした。国家情報院は4日、ソウル国家情報院庁舎で非公開で行われた国会情報委員会国政監査で、「アジア太平洋経済協力(APEC)を契機とした朝米首脳会談は実現しなかったが、水面下で(北朝鮮が)米国との対話を準備していた動きがさまざまなルートで確認されている」と報告したと、情報委の与野党幹事である朴善源(パク・ソンウォン)議員(共に民主党)と李成権(イ・ソングォン)議員(国民の力)が伝えた。
両議員によると、国家情報院は「北朝鮮の“核保有国”というレトリック(修辞)においても微妙な変化が感知されている」とし「金正恩北朝鮮国務委員長が、米国との条件付き対話を示唆した最高人民会議以降、核武装に関する直接的な発言を控え、トーンを調整していると分析される」と述べた。続けてAPEC時期の動向についても、「(朝米)対話の余地を考慮し、崔善姫(チェ・ソンヒ)北朝鮮外相のロシア出国を土壇場まで悩んだ形跡が確認された」と報告したという。