【コラム】現実に方向を向けた高市首相の内心
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.11.03 13:26
日本の新首相の高市早苗氏は代表的な右派政治家に挙げられる。靖国神社を参拝し、帝国主義の侵略の歴史を否定してきた。明治維新後にアジアと太平洋に進軍した日本の威勢、敗亡後に一時は世界2位の経済大国として繁栄した時代の自負心が、今でも日本の強硬右派の意識を支配する。
高市氏は「女性安倍」と呼ばれる。彼女は「夢でも安倍晋三元首相を見る」と言って後継者を自負する。安倍氏が自虐史観から抜け出して自尊感を取り戻そうという「美しい国」を前面に出したとすれば、高市氏は「強い日本」を掲げた。活力を失った経済を回復させ、平和憲法を改正して自衛隊を実質的な軍隊に変えようとする。反撃能力を明文化した安保3文書をより一層強化し、原子力潜水艦保有の議論も避けない。