【社説】米日豪レアアース同盟に韓国も合流しなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.23 13:03
米国と日本、オーストラリアがレアアース供給網協力を強化し中国への依存度を引き下げようとする動きが本格化している。20日に米国とオーストラリアが「核心鉱物・レアアース供給網フレームワーク」をスタートさせ、日本も参加を決めた。3カ国はレアアースを単純な資源ではなく国家安全保障の戦略資産と考える。半導体、バッテリー、電気自動車、先端武器など核心産業全般に使われるだけに、中国が生産と精製を事実上独占した現実で供給網の多角化は生き残りをかけた問題だ。製造業中心の韓国にとっても切実な課題だ。
中国がレアアース規制を米中技術競争の反撃カードとして切っただけに韓国も対応を急がなければならない。主要国間の紛争や技術競争でレアアースのような戦略物資を前面に出し相手国を圧迫する資源の武器化はすでに日常化している。このリスクを減らす道は輸入先多角化と代替物質開発だけだ。日本は2010年の尖閣諸島(中国名・釣魚島)紛争時に中国の輸出制限を受けるとすぐに代替物質開発と輸入先多角化に着手した。2019年の韓日関係悪化時には半導体核心素材など素材・部品・装備の輸出規制を武器化して韓国を圧迫した。日本は内閣に経済安全保障相を置き戦略物資を国レベルで管理するほど資源の武器化に徹底的に備えている。