【コラム】農村票に揺れるトランプ関税…ブラジルに和解ジャスチャー
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.22 14:29
やはり南米の盟主ブラジルは手強かった。トランプ米大統領がロシア原油輸入中断を拒否したインドと共に50%の高率関税をかけたブラジルに和解の手を差し伸べている。7月のクーデター謀議、武装犯罪団体組織などの容疑で起訴された「ブラジルのトランプ」ボルソナロ前大統領の裁判を「魔女狩り」と非難しながら50%の高率関税を課してから約3カ月ぶりだ。
トランプ大統領がブラジルに和解の手を差し出したのは中国との貿易戦争の影響もあった。中国は米国産大豆の輸入を中断し、代わりにブラジル産大豆の輸入を大幅に増やした。「強大国に振り回されないためには一定の距離を置くべき」というブラジル特有の外交政策(autonomy from distance)が徐々に光を放つ流れだ。