「カンボジア人? タクシーから降りろ」…豹変する韓国人の態度、憎悪だけが広がる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.16 10:30
今月13日、京畿道水原(キョンギド・スウォン)を旅行していたカンボジア人観光客2人は、宿泊していたホテルから突然、予約キャンセルの通知を受けた。2泊3日で予約し、すでに1泊を終えた状況だったが、経営者からは「連泊はできない」という言葉が返ってきた。彼らの観光を手伝っていたカンボジア国籍で韓国移住者のリカさん(33)は15日、中央日報の取材に対して「宿泊施設の関係者が観光客に国籍を尋ねた後、突然態度を変えた」とし「カンボジアの人々の中には悪いことをした人もいるかもしれないが、何の関係もない観光客や移住者に矛先が向かうのは間違っていると思う」と訴えた。
韓国内に滞在しているカンボジア人が最近、差別を受けているという主張が相次いでいる。8月、慶尚北道醴泉(キョンサンブクド・イェチョン)出身の大学生がカンボジアで拷問の末に死亡したというニュースが伝えられ、さらに他の韓国人の拉致・監禁被害の報告が相次ぐ中、韓国に住むカンボジア人に対する嫌悪感も同時に広がっているとの指摘だ。