カンボジアの大規模犯罪団地、組織員2000人…逃亡防ぐため連座制管理
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.15 10:19
カンボジアで拷問を受けて死亡した大学生は他人名義通帳・資金洗浄を担当する大学の先輩が収益金を持ち逃げしたという理由で殺害されたことが把握された。死亡した大学生の通帳にあった組織犯罪収益金数千万ウォンが引き出された状況も明らかになり、警察は資金の流れを追跡している。
14日の慶北警察庁などによると、8月8日にカンボジアのカンポットの山付近で車の中で遺体で発見された大学生パクさん(22)が拷問を受けて殺害された背景には、在学中の忠清南道(チュンチョンナムド)の大学の先輩だった20代のホンさんがいた。国内で人を募集してカンボジアの組織の資金洗浄を担当していたホンさんは高収益などを伝えながらパクさんを勧誘し、現地に送った。その後、ホンさんがパクさんの口座にあった「作業貸出」「ボイスフィッシング」で得た犯罪収益約5000万ウォン(約530万円)を引き出す、いわゆる「事故」が発生した。