人権蹂躪から60年…「瑞山開拓団」被害者に118億ウォン賠償判決=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.10 15:41
1960年代、忠清南道瑞山(ソサン)に孤児や浮浪者を不法移住させた後、強制労役などで人権侵害をした事件で、国が損害賠償をすべきとの判決があった。大韓法律救助公団は消滅時効が完成する前、被害者から依頼を受けて訴訟を進めてきた。
「瑞山開拓団(大韓青少年開拓団)」は5・16軍事政変以降、社会浄化という名目で始まった。約1700人の市民が適法の根拠なく逮捕、取り締まりを受け、瑞山市仁旨面毛越里(アンジミョン・モウォルリ)に移送された。当時、保健社会部は浮浪者移住計画に基づき予算と物資を支援すると発表したが、実情は収容地監禁状態で暴行を受け、まともな配給も受けられなかった。