韓国医療の負の側面…患者が抱く不満、4年で10倍に急増
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.10.10 13:55
昨年、韓国を訪れ医療機関を受診した外国人患者が117万人を超え過去最多を記録する一方で、医療サービスに対する不満やトラブルに関する相談事例も、4年前に比べて約10倍に急増したことが分かった。医療韓流の拡大の陰で、足踏み状態にとどまっている被害相談および救済体制を改善すべきだという声が上がっている。
10月8日、国会保健福祉委員会所属の徐美和(ソ・ミファ)議員(共に民主党)が保健福祉部傘下の韓国保健産業振興院から提出を受けた資料によると、同院が運営する「メディカルコリア支援センター」に寄せられた外国人からの相談件数は、2020年の1万2313件から昨年は5万1012件へと急増した。メディカルコリア支援センターは、韓国の医療を利用する外国人患者に対し、医療機関情報や通訳、被害相談などのサービスを提供する窓口で、ソウルと仁川(インチョン)に2カ所設けられている。