【コラム】東南アジアを揺るがすデモ…成長の陰と腐敗に立ち向かう市民の反撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.09.17 10:19
8月28日、インドネシアの首都ジャカルタで警察の装甲車がバイクタクシー運転手アパン・クルニアワンさんをはねる映像が世界中に拡散した。全国各地に広がったデモ鎮圧の過程で起きた出来事だった。激高したデモ隊は国会議員と財務長官の自宅を襲撃し、放火や略奪に発展する暴力事態へと広がった。死者も10人出た。インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は急きょ中国訪問を取りやめたが、事態が沈静化の局面に入ると北京で開かれた戦勝節記念行事に出席した。
デモの導火線となったのは、国会議員580人に毎月5000万ルピア(約44万円)の住宅手当を支給するという政府の決定だった。ジャカルタの最低賃金の10倍、中部ジャワ地域の最低賃金の20倍を超える額だ。さらに衝撃的だったのは、一部の議員がこれを批判する市民を「愚か者」と嘲笑したことだった。