【時論】韓米FTA破棄後の韓国自動車産業の活路
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.08.21 17:20
韓国政府は1980年代半ば以降頻繁に発生した米国との通商摩擦を根本的に解決するため、2007年に韓米自由貿易協定(FTA)を妥結し、曲折の末に2012年から発効した。米国産の輸入にともなう韓国の農畜産業への影響を甘受しても経済的波及効果が大きい製造業の成長基盤を強化するための苦肉の策だった。2017年に第1次トランプ政権が改正を要求し2018年に再協議を妥結した。
その結果、自動車と部品の対米輸出は増え続け国益に大きく寄与した。昨年は自動車143万台・347億ドルと部品82億ドル相当を輸出した。自動車関連の輸出規模としては過去最高だった。ところが韓国の自動車産業の前途に暗雲が立ち込めている。韓米FTAが有効だった時期には米国市場で日本と欧州の自動車メーカーに対し価格競争力で優位を維持できたが、今月初めの韓米関税交渉により韓国製品に対する無関税措置が消えた。トランプ政権が韓米FTAを破棄したと落胆ばかりしていてはいけない。米国の高率の関税により世界の自動車産業が激変期に入り競争の構図が変わっているためだ。上半期の対米自動車輸出は高率関税の影響により金額基準で16.5%、台数では10.7%それぞれ減少した。幸い部品輸出は総力をつくしたおかげで1.4%の減少にとどまった。