【リセットコリア】韓米関税妥結、危機を機会にするには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.08.19 15:59
韓米関税交渉が猶予期間の終了直前に劇的に妥結した。米国が課した25%の相互関税は、日本・欧州連合(EU)と同じく大規模な投資と1000億ドル(約15兆円)のエネルギー輸入などを条件に15%に引き下げされた。韓国は過去に類例がない3500億ドル規模の対米投資約定という「超大型カード」を取り出した。交渉の妥結には「米国の造船業を再び偉大に(MASGA)」というスローガンを前面に出しながら実効性が高い1500億ドル規模の投資案を提示したのが功を奏した。日本・EUの交渉結果を参考にしながら差別化した対米投資案を提示し、国内的には受け入れがたいコメと牛肉の輸入拡大を防いだ。
政府も「最善」の結果ではないものの最悪の状況を避けて不確実性を減らし、ある程度の市場接近安定性を確保した「次善」の結果を得たと自評している。相互関税と品目別関税で競争国より不利な待遇を受けなかった点を慰安としているが、自動車関税の優位が消えるなど韓米自由貿易協定(FTA)が実質的に無力化するのを防げなかった。また、トランプ大統領がCNBCのインタビューで対米投資は「貸出」でなく「贈り物」と発言するなど、韓国政府とは全く異なる主張をしている点も、今回の交渉結果に対する不安感を高めている。関税率、投資、輸入規模などに関して数字を中心に大きな枠組みの合意は成立したが、まだ口頭の合意にすぎず、重要な具体的条件と後続細部協力案を用意するのはこれからだ。