【社説】まだ終わっていない韓米関税交渉…自賛よりも細部を取りまとめる時
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.08.05 11:44
先月31日の米国との電撃的な関税交渉妥結は韓国経済にひとまず安堵感を抱かせた。米国が決めた交渉期限直前に関税不確実性がある程度解消されたためだ。輸出で生きる韓国の切迫感がそれだけ大きかったという意味でもある。表向きには相互関税15%は日本と欧州連合(EU)と比較しても大きく不利ではないと評価される。
だが交渉妥結だけで「成功的」だったと安住する時ではない。何より今回の妥結は合意文すらなく、今後の解釈と後続交渉で争いが起きる素地が少なくない。実際に韓米両国は分かれた解釈を出した。ラトニック米商務長官は「韓国の対米投資ファンド収益のうち90%を米国が持っていくだろう」と明らかにしたが、韓国大統領室の金容範(キム・ヨンボム)政策室長は「収益構造はまだ決まっていない」と明らかにした。韓米間の同床異夢があらわれたのだ。不確実性が大きいだけに企業は不安だ。大韓商工会議の崔泰源(チェ・テウォン)会長はきのう産業通商資源部の金正官(キム・ジョングァン)長官と会った席で、「交渉が終わったとは言いがたい」とし、政府が継続して細部を取りまとめて新たな通商戦略を立ててほしいと要請した。