【社説】韓国、外国人人口200万人時代…成熟した包容社会へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.07.31 16:14
韓国国内に3カ月以上滞在する外国人が昨年初めて200万人を超えた。統計庁が29日に発表した2024年の人口住宅総調査の結果によると、昨年11月基準で外国人の人口は204万3000人と集計された。総人口の3.9%にのぼる。外国人雇用許可制拡大と地域の留学生誘致が影響を及ぼしたという。全体住民のうち外国人が占める比率が10%を超える地方自治体も複数ある。多文化社会が拡大していることを示す数値だ。建設・農業・製造業など韓国人が避ける現場で外国人労働者はすでに必須の存在となっている。
ところが最近、全羅南道羅州(ナジュ)のレンガ工場でスリランカ出身の労働者がレンガの山に縛られてリフト車で持ち上げられながら嘲弄される映像が公開され、衝撃を与えた。同僚はこれを引き止めるどころか「ごめんなさいと言いなさい」と言って加担した。李在明(イ・ジェミョン)大統領はこれを「容認できない人権蹂躪」と規定し、雇用労働部も勤労監督に着手した。被害労働者は「恥かしくて思い出したくない記憶」とし、過去にも暴言があったと証言した。深刻な問題だ。このようなことが公開的に行われても映像にはこれをやめさせる動きが見えない。徹底的な調査を通じて責任を問わなければいけない。彼は昨年12月に正式就職ビザ(E-9)を受けて入国し、最長3年間の滞在資格がある。しかしこのようなことを経験しても職場を移るのは容易でない。90日以内に事業場変更承認を受けることができなければ出国措置が取られるからだ。被害を受けても声を出すのが難しい状況ということだ。こうした構造では人権侵害などに露出する可能性が高いだけに、雇用部が積極的な対策を用意する必要がある。