【コラム】新たな“オリジナル”を生み出したK-POP
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.07.25 14:10
「えっ、これ本物みたい…」。『K-POP! デーモン・ハンターズ』(以下、『デーモン・ハンターズ』)を見た人なら、誰もがそう口にしたに違いない。K-POPファンであっても、そうでなくても同じだ。HUNTR/X(ハントリックス)やSaja Boys(サジャボーイズ)がステージで披露する完璧な隊形、カメラが360度回転しながらとらえるダイナミックな振り付けによって再現されたK-POPは米国のアニメの中に登場する架空のアイドルに対して期待される水準をはるかに超えていた。熱心なK-POPファンならその再現度の完成度に共感し、初心者は耳にすっと入ったきり耳を離れようとしない曲を聴きながら、なぜ世界中がK-POPに熱狂するのか一瞬で理解できただろう。
BBCは『デーモン・ハンターズ』について「本物のようだ(Authentic)」と評価し、他のメディアも「K-POPの心臓と魂が込められている」と伝えた。つまり「本物の」K-POPということだ。「本物」と呼べるということは、「偽物」と区別できる「オリジナル」が存在するという意味でもある。韓服やカッ(伝統的な帽子)、トラ、陶磁器のように、私たちが本物と偽物を簡単に見分けられる伝統文化があるように、K-POPも真贋を判別できるほど、はっきりとしたアイデンティティを確立したということだろう。