【コラム】TACO、トランプ大統領の交渉技術理解
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.07.10 12:03
トランプ米大統領が強力な措置を発表したが一歩退くような姿勢を見せる状況を称する新造語がある。「トランプはいつもビビッて退く」という意味の「Trump Always Chickens Out」の頭文字を取った「TACO」だ。5月にフィナンシャル・タイムズのロバート・アームストロング記者がコラムで初めて書いた。彼はトランプ大統領の貿易政策で繰り返されるパターンを観察した。トランプ大統領が積極的に高い関税率を発表すれば市場が否定的に反応し証券市場が急落した。しばらくして関税施行を遅らせたり交渉の可能性を示唆したりすれば市場は反騰した。アームストロング記者はトランプ政権が市場の圧迫と経済への波及を持ち堪えるほど忍耐心が多くない点に注目した。それにより市場が波打つ「TACOラリー理論」を提示した。
最も明確な事例はトランプ大統領が4月2日に「解放の日」関税と命名した、世界のほぼすべての国を対象にした相互関税発表だった。ダウ平均は1日で5%以上下がり、4営業日で12.4%急落した。結局トランプ大統領は関税施行の90日猶予を宣言し、市場はすぐに反騰した。90日の猶予期間が満了する7月9日を控え関税施行は再び8月1日に延期された。