【中央時評】韓国保守政治に希望はあるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.07.01 14:37
大統領選挙が終わってから1カ月が経過した。引き継ぎ委員会の期間はなかったが、李在明(イ・ジェミョン)政権は順調に安定感を取り戻している。任期初期の新大統領の評価に最も大きな影響を及ぼす秘書室と長官人事は、一部で雑音はあるものの概して無難という印象を与えた。多くの市民もほぼ半年近く続いた混乱と不安から抜け出し、平常心を回復していくようだ。
半面、これまで国民の力はその地位がみずぼらしくなった。わずか1カ月前まで与党だったのに権力を力なく明け渡したという自己反省が続くとみられたが、実際、党は静かなままだ。こうした流れを予想していたのか、淡々と状況を受け入れているようだ。あたかもタンスに入れておいた服をまた取り出して着るように、野党の役割にも慣れているように見える。