【社説】尹前大統領、国民の常識に合うよう捜査受けるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.26 16:39
内乱特別検察官チームは昨日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領に28日午前9時までに出席するよう通知した。尹前大統領が調査に応じるという立場を明らかにし、裁判所が逮捕状を棄却したことによる措置だ。特検チームは尹前大統領を出国禁止として捜査を準備している。特検に先立ち高位公職者犯罪捜査処などが逮捕と拘束手続きを進めた。現在、尹前大統領の身柄が自由なのは、この6カ月間に記憶するのが難しいほど複雑な事件が続いた結果だ。
捜査初期から数回にわたり召喚に応じなかった尹前大統領は、高位公職者犯罪捜査処の逮捕状執行も拒否した。逮捕される直前には不法捜査だと主張し、拘束令状が発付された日には熱烈支持者らが西部地裁を無法天下にした。拘束起訴された後は拘束期間の算定方式を問題視し、拘束取り消しという見慣れない決定まで受けた。検察がこれに抗告せず、内乱首謀容疑を受ける被告が逮捕52日後に釈放されるというあきれる状況が生じた。その後、憲法裁の罷免決定があり、拘束されないまま裁判が進行中だ。内乱特検チームのパク・ジヨン特検補は「尹前大統領は数人の被疑者のうち調査に応じなかった唯一の人」と指摘した。「法不阿貴」に言及して「振り回されない」とも述べた。