【中央時評】李大統領の相手は「5年後の李在明」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.26 15:53
5年1期の大統領の宿命は前任者との対決だ。新大統領は前任者を否定して任期を始める。政権交代であってもそうでなくても変わらない。妄想的な戒厳事態で執権した李在明(イ・ジェミョン)大統領の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権清算は言うまでもない。韓国の検事全体の6%(120人)が動員され、同時に運営される3つの特別検察チームが雄弁に語っている。
前任者克服という面では李大統領は歴代のどの政権より有利だ。相手のレベルがあまりにも低いからだ。法的審判が残っているが、尹前大統領に対する世論の審判はすでに終わった状態だ。特検が「法不阿貴(法は身分の高い者に諂わない)」という言葉で捜査への意気込みを表したが、そのような悲壮な言葉が必要だろうかと感じるほどだ。