孫興慜（ソン・フンミン、３３）が所属するイングランドプロサッカーのトッテナムに日本の有望株が合流する。

２４日（日本時間）の英ＢＢＣによると、トッテナムはＪリーグの川崎フロンターレに所属する２０歳のＣＢ高井幸大の獲得に合意した。高井の移籍料は５００万ポンド（約１０億円）と推定される。英フットボールロンドンはＪリーグを離れる選手の移籍料では最高額と報じた。ＢＢＣは「高井は来月トッテナムに合流するとみられる。トッテナムのトーマス・フランク監督が率いる１軍スクォッドに含まれるだろう」と伝えた。

２０２２年に川崎とプロ契約を結んだ長身ＤＦ（１９２センチ）の高井は早くから頭角を現し、公式戦７８試合に出場している。昨年は川崎の日本スーパーカップ優勝に貢献し、Ｊリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞した。

トッテナムとの契約が１年残る孫興慜に関しては、球団がこの夏の訪韓前に売却する可能性もあるという情報が出ている。トッテナム・ホットスパーニュースは２３日、トッテナムが義務出場契約違反による違約金を支払っても孫興慜を夏のアジアツアー前に移籍させる可能性があると伝えた。トッテナムファンサイト「リリーホワイトローズ」運営者でトッテナム事情に詳しいジョン・ウェナム氏はトッテナム・ホットスパーニュースのインタビューで違約金を２００万ポンドと推定した。

ウェナム氏は「孫興慜は複数のクラブとつながっている。サウジアラビアに行く場合は移籍料は５０００万－６０００万ポンド、他に移籍すれば３０００万ポンド程度になる」とし「良いオファーがあれば、トッテナムは孫興慜が韓国での試合に出場しないことで生じる違約金を支払ってでも取引すると確信する」と主張した。そして「違約金があれば移籍料に含まれる」とも話した。

トッテナムは８月３日にソウルワールドカップ競技場でニューカッスル・ユナイテッド（イングランド）とプレシーズン親善試合を行う。これに先立ちＢＢＣは１８日、「孫興慜が来シーズンが始まる前にトッテナムを離れる可能性があるが、離れるとしてもトッテナムのアジアツアー後になる可能性が高い」とし「球団はツアー主催側との間で問題が発生するリスクを避けるため孫興慜がツアーから抜ける状況は避けようとするはず」と報道していた。