韓日関係、韓中が変数「韓米日協力しながら中ロ無視もできず」…実用外交岐路に
中央SUNDAY/中央日報日本語版2025.06.22 09:24
韓日関係のまた別の変数は韓中関係だ。李在明(イ・ジェミョン)大統領就任後の主要国首脳との電話会談の順序は米国、日本、中国だった。李大統領が日本の石破首相との電話会談を習近平主席より先にしたのはひとまず韓米日協力に重きを置くという意味とみられる。また、李大統領に対して提起された「親中性向」議論を鎮めるという意図も隠れている。
日本は現在中国と覇権競争を行っている米国の東アジア政策実行において代理人役を務めている。自国の利益だけでなく、同盟である米国の利益を保護するためだ。石破政権は域内で中国に対するさらに強力な牽制に向け李在明政権が加わることを期待している。だが李在明政権がどれだけ呼応するかはまだ疑問だ。韓米日協力を重視するが主要貿易パートナーである中国もやはりないがしろにしないという国益中心の「実用外交」路線を明らかにしたためだ。李大統領は中国に対し「重要な貿易相手国であり、韓半島(朝鮮半島)の安全保障に影響を及ぼす国で、政府として最悪の状態になった韓中関係を安定的に管理していくだろう」と明らかにしてる。先月27日の大統領選挙前のテレビ討論でも「中国・ロシアとの関係を無視してはならない」とした。