<韓日修交60年②>「朝鮮の美を日本の誇りに」 400年にわたる朝鮮陶工の後裔(1)
中央SUNDAY/中央日報日本語版2025.06.21 11:59
韓日が歩んできた60年は波乱と曲折の時間だけではなかった。「反日」と「嫌韓」を越え、今はもう国民交流「1200万人時代」という反転の歴史がつくられている。この驚くべき叙事を芽生えさせたのは他でもない韓日両国の国民だった。葛藤と反目を越えた両国国民の「絆」を通して韓日の昨日と今日、そして未来の話を聞いてみた。
「先祖が目指した薩摩焼の美を追求し、必ず日本の誇りとして認められたい。それが我々がここにいる意味だ」。427年前の丁酉再乱(慶長の役)当時に日本に連れられた朝鮮の陶工・沈当吉(シム・ダンギル)の後裔、15代沈寿官(シム・スグァン、65、日本名、大迫一輝) の言葉には重みがあった。6日に鹿児島で会った彼は「私は韓国人なのか、日本人なのか。私たちは誰なのか」に対する深い話を4時間ほど続けた。