<韓日修交60年③>300年前の先祖が植えた「朝鮮ニンジン」…韓日友好の種を蒔く(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.20 17:50
朝鮮ニンジンが伝来したのは江戸時代。鹿沼地域の近くに東照宮があり、朝鮮通信使はこの地域を三度も訪れた。
当時、朝鮮ニンジンは日本で金や銀と同じくらい貴重な存在。徳川幕府は朝鮮から朝鮮ニンジンを高値で買い入れた。朝鮮ニンジンの代金を支払うために莫大な支出が発生し、徳川幕府8代将軍が財政改革に出るほどだった。当時幕府は財政改革の一環として朝鮮ニンジンの国産化を目指した。陳さんは「対馬から徳川幕府に朝鮮ニンジンの種60粒を献上し、そのうち3粒を栽培に成功して300年以上続くことになった」と説明した。