【コラム】揺れるドル、浮上するアジア
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.18 10:59
2025年下半期、世界経済は構造的転換点を迎えている。米中対立、高率関税、景気鈍化の懸念、利下げ圧力、財政赤字、地政学リスクが重なりドル中心の金融秩序が揺らぐ。
米国経済は短期的には良好だ。だがソフトランディングの可能性は過度に楽観的だ。今年米国の成長率は1.2~1.5%と予想されるが実際にはこれより低い可能性が大きい。連邦裁判所が相互関税措置にブレーキをかけたのに、中国製品に対する30%の高率関税と10%の基本関税が施行される場合、実質関税率は10%を超え、これはGDPの1.5%に相当する税金引き上げ効果として消費萎縮と景気回復阻害につながる。