【社説】「現代戦は情報戦」を見せたイスラエル-イラン衝突
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.16 14:38
13日未明(現地時間)、イランの核施設に対するイスラエルの奇襲攻撃で始まった双方の軍事的衝突が激化している。イランはその間、レバノンの武装組織ヒズボラやパレスチナの武装組織ハマスなどを支援する形でイスラエルといわゆる「影の戦争」をしてきた。しかしイスラエルがイランを攻撃しながら衝突に飛び火した。
イスラエルはイラン最大のガス田サウスパースなどに攻撃範囲を拡大していて、イランは弾道ミサイルでイスラエル住居地を打撃した。米国とフランスはイスラエルを支持している。米国がウクライナに支援する予定だった対空武器2万発をイスラエルに送ることにしたという話も聞こえる。トランプ米大統領は昨日、「我々がイランからいかなる形態であれ攻撃を受ければ、米軍の力と腕力が以前に見られなかった水準で反撃するだろう」と明らかにした。国際社会の仲裁努力があるが、イスラエルとイランが報復の悪循環を続ける場合、戦争は長期化する可能性もある。イランと代理勢力が主要貿易路封鎖で対抗する場合、原油や天然ガスなど国際原材料価格が急騰すると予想される。イランの核施設が攻撃を受ける姿を見た北朝鮮が、核能力増強ペースを高めるべきという誘惑に駆られることも考えられる。経済的にも安保的にも韓国政府の徹底的な対策が求められる。