【コラム】揺らぐ日本の財政健全性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.16 13:08
最近日本の超長期国債利回りが急騰し世界の金融市場で日本の財政健全性に対する懸念が大きくなっている。だが状況を詳しく見れば、過度な心配が不必要な理由が3つある。
最初に、今回の急騰は市場流動性が極めて低く他の満期と分離した超長期日本国債の利回りだけで発生した。取引量が多く流動性が豊富な10年物日本国債の利回りは1.5%水準で安定的に維持された。2番目に、超長期国債市場はさまざまな要因によって揺らぎ、財政への懸念は限定的な役割だけした。世界の債券市場の利回り上昇と変動性拡大、売買ポジションの技術的清算など他の要因がより重要だった。3番目に、日本国債で超長期国債が占める割合は小さく、今回の急騰が財政悪化と利回り上昇の悪循環を招く可能性は小さい。