【時論】多国間外交舞台は韓国の国家正常化を知らせる絶好のチャンス
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.12 16:07
国際経済状況と安保環境が良くない中でトランプ第2期米国政府の関税戦争発動と同盟に対する攻勢的態度が米国の伝統的パートナーたちを大きな衝撃に陥れた。このように敏感な時期に12・3非常戒厳以降、過去6カ月間にわたり大韓民国外交が空白期間を作ってしまったことは大きな痛手だった。
6・3早期大統領選挙を通じてようやく国政正常化の契機を用意することができたので外交復元にも拍車を加えなければならない時だ。李在明(イ・ジェミョン)大統領は就任演説で「国益中心の実用外交」を推進すると明らかにした。6日から順次、米国のドナルド・トランプ大統領、日本の石破茂首相、中国の習近平国家主席とそれぞれ初の電話会談を行った。通話時間が短くて原則的な対話しかできなかったものの、米・日・中の順で会談を行ったことが注目される。「堅固な韓米同盟に基づいて韓米日協力を確認し、周辺国(中国)との関係も国益と実用の観点から接近する」という李大統領の実用外交推進公約が反映されているようだ。