【コラム】EUの対米安保依存から脱するために再稼働する「ドイツ-フランス機関車」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.11 16:16
「外交首相が登場した」。
先月6日に就任したドイツのフリードリヒ・メルツ首相が外交で活発な活動を見せると、独メディアはこのように評価した。欧州各国を歴訪しながらドイツのリーダーシップを再び強化しようと力を注ぎ、5日の最初の米国訪問でも成果を出した。米国との大西洋関係、そしてフランスとの密接な関係維持が外交政策の2本の柱であるドイツは欧州統合を進展させようとしている。そうしてこそ米国に過度に依存してきた安保から脱離することができる。フランスと共に欧州統合を主導してきたドイツとしては、統合を前進させる最適な時間は今後1年半ほどだ。2027年春にフランス大統領選挙が予定されているからだ。