【社説】李在明大統領、米日中首脳との電話会談終える…原則と柔軟さのバランス探さなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.11 13:20
李在明(イ・ジェミョン)政権最初の試験台となる外交・安全保障の歩みがひとまず巡航し始めた。李大統領は6日に米国のトランプ大統領、9日に日本の石破茂首相、10日に中国の習近平国家主席と相次いで電話会談した。就任1週間で米日中首脳との電話会談が行われ、昨年12月の戒厳事態から6カ月ぶりに韓国のリーダーシップが正常化したというメッセージを世界に発信した。
きのうの習主席との電話会談が日本の首脳との電話会談翌日に行われた点は肯定的だ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領は当選後に日本の岸田文雄首相との電話会談から10日以上過ぎてから習主席との電話会談が行われた。それだけ中国も李在明政権に対する期待が大きく、韓中関係発展を重要に考えているという傍証だ。韓国大統領室によると、習主席は電話会談で「新政権と韓中戦略的協力パートナー関係発展に向け協力したい」と話し、李大統領も「両国が互恵・平等の精神の下で経済・安全保障・文化・人的交流などさまざまな方面で活発な交流と協力を推進することを希望する」とこたえた。両首脳はまた、11月に慶州(キョンジュ)で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対しても話し合ったが、11年ぶりに習主席の訪韓が実現する雰囲気が醸成された。