【コラム】国民みんなの経済大統領になる道=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.09 13:15
李在明(イ・ジェミョン)政権が発足し経済の雰囲気が変わっている。KOSPI指数はすぐに2800を突破した。このままなら李大統領の希望通りにKOSPI5000時代がくるのかという期待感も広がる。こうした雰囲気の最も大きな背景としては、政治的不確実性の緩和を挙げることができる。早期大統領選挙で政治的混沌が一段落し、李大統領が経済再生に始動するとどこかうまくいきそうな期待感が大きくなってだ。
彼は就任あいさつでも「理念はなくこれからは実用だけがある。朴正熙(パク・チョンヒ)の政策も、金大中(キム・デジュン)の政策も使う」と明らかにした。振り返れば李大統領は経済問題を詳細に見てきた政治家だ。選挙で中道層に食い込むためにも彼は庶民の生計問題、包容的革新成長、公正成長のような民生中心の実用的アプローチをしてきた。現金性福祉だけ自制するならば、住宅、医療、ケア、教育サービスを基本権利として提供しようという基本社会構想も実用的だ。