忍耐力弱まる韓国経済、マイナス成長の可能性3倍…「構造改革の種まかなければ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.08 13:27
韓国経済の忍耐力が弱まりマイナス成長の可能性がさらに大きくなったことがわかった。少子高齢化で潜在成長率が下落している上に輸出品目多角化などの構造改革が遅れ米国の関税政策のような外部からの衝撃に弱くなったためだ。長期低成長の危機から抜け出すには金融緩和式の短期浮揚の誘惑から抜け出し、中長期的な経済体質改善に国の能力を集中しなければならないという声が大きくなっている。
韓国銀行によると、2008~2009年の世界的金融危機後、2010年代中盤まで四半期別実質国内総生産(GDP)増加率がマイナスを記録したのは2008年10-12月期のマイナス3.4%だけだ。だが出生数が急激に下落し始めた2015年以降では2017年10-12月期のマイナス0.2%、2020年1-3月期のマイナス1.3%、同年4-6月期のマイナス2.7%、2022年10-12月期のマイナス0.5%、2024年4-6月期のマイナス0.2%、今年1-3月期のマイナス0.2%とすでに6回に達する。