【コラム】「科学技術大統領・李在明」の条件
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.06 15:58
革命の直後、朴正熙(パク・ジョンヒ)将軍は国庫が空っぽになったことを知った。クーデターを後悔したという伝言もある。政策で朴正熙・金大中(キム・デジュン)を問わない「李在明(イ・ジェミョン)式黒猫白猫実用主義」を展開する新大統領にも似た懐疑感が押し寄せるかもしれない。科学技術競争力が深刻な危機を迎えている。
先端戦略産業と関連実用科学技術が前政権の無能と失策で「焦土化」したという評価がある。「超格差」を誇っていたいくつかの先端戦略産業分野が最近「逆超格差」で後れをとり始めた。ディスプレーはまだ中国より先を進むが、半導体は中国YMTCのハイブリッドボンディング技術特許を国内企業がライセンシングする状況だ。「超格差」を誇った二次電池もすでに中国に逆超格差をつけられているという声が聞こえる。グローバル市場シェアは20%を下回った。半固体リチウムイオン二次電池は国内有力セル企業が中国の学者から助言を受けているのが実情だ。先端電動化ヒューマノイド、先端モビリティーも超格差で後れている。