【社説】崖っぷち立つ韓国保守、骨身削る刷新なしに活路はない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.04 16:20
第21代大統領選挙での金文洙(キム・ムンス)候補の大敗は、国民の力が自ら招いた必然的な結果で見ることができる。振り返ると、昨年12月に国会で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾案が可決された直後から、国民の力は尹前大統領と絶縁して新しい路線を進むのが正しかった。与党として大統領の非常戒厳措置について国民に深く謝罪し、非尹派を党の前に配置するべきだった。党から尹前大統領の影を消した後、李俊錫(イ・ジュンソク)議員をはじめとする反李在明(イ・ジェミョン)性向の人たちとビッグテントを推進していれば、昨日の選挙結果は違っていたかもしれない。
しかし国民の力は「アスファルト保守」にとらわれて国会弾劾後の貴重な時間を「尹錫悦弾劾反対」運動に費やした。党の刷新と反省は後回しにし、無謀に弾劾棄却ばかりを叫んだ。4月4日に憲法裁判官全員一致の弾劾決定が出た後、国民の力はあたふたと大統領選挙の準備を始めたが、すでに中道層の相当数が背を向けた後だった。今回の大統領選挙は自己革新に背を向けて容易な道を歩んだ保守に対する峻厳な審判だった。