【時論】米国の気候リーダーシップ空白、韓国が埋める機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.04 11:51
トランプ米大統領が1月の就任直後にパリ気候変動協定からの脱退を宣言したのは国際社会に少なくない衝撃を与えた。世界最大の経済大国であり温室効果ガス排出国2位である米国が気候変動対応で一歩後退したためだ。多くの専門家が米国のこうした行動を「世界秩序揺さぶり」の一環と解釈し、世界的協力体制に深刻な亀裂が生じるという懸念が提起された。
しかしこうしたリーダーシップの空白は単純な後退とだけ考えるのは難しい。むしろ国際社会再編の動因として作用し新しい機会の門を開けてくれている。韓国の立場でこうした隙を戦略的に活用し国際的地位を高められる絶好の機会として生かさなければならない。