【社説】「安米経中」を容認しないという米国…外交力が試される韓国新政権
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.03 16:05
第21代大統領があす5年の任期を始める。次期政権は大統領職引き継ぎ委員会を設ける時間もなく直ちに実戦に入る。戒厳事態から6カ月間に支障が生じた国政懸案は一つや二つでないが、その中でもトランプ発外交・安保激変への対処が急がれる。
特に中国を牽制するための米国の圧力はさらに強まっている。ヘグセス米国防長官は先週末シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で「多くの国が中国との経済協力と米国との国防協力を同時に模索する誘惑に駆られるのは理解できる」とし「しかしこうした中国に対する経済的依存は緊張局面で我々のの国防決定権をより一層複雑にする」と強調した。韓国が堅持してきた安米経中(安保は米国と協力、経済は中国と協力)戦略に対する一種の警告であり、トランプ政権では二股戦略を認めないという二者択一の圧力だ。