【時視各角】「文+尹8年失政」を乗り越える新しい韓国政府を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.02 16:01
大韓民国の主は国民だ。民主主義国家で選挙は主が有能な公僕を選ぶ貴重な機会だ。1919年に上海臨時政府が民主共和制を政治体制に採択したのは、いま考えても偉大な決断だった。当時、独立活動家らは1910年に滅びた大韓帝国の王朝体制に戻ることを断固拒否し、完全に新しい民主共和制を夢見た。
そのような臨時政府の法体系を継承して1948年に発足した大韓民国は、多くの内憂外患の中でも国民が主である民主共和制の強い根を固めてきた。民主共和制を継続することは今の我々の世代の神聖な義務だ。一部では、立法府・司法府に続いて行政府まで掌握すれば三権分立の均衡が崩れ、総統制に進むという懸念が生じている。しかし総統制は時代錯誤だ。誰であれ国民の自由を抑圧しようとすれば決然と対抗しなければならない。公僕がそのようにしても国民が黙認すれば主とはいえない。