【社説】韓国大統領選挙テレビ討論、今のままの形ではだめだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.28 14:45
昨夜のテレビ討論を最後に今回の大統領選挙で予定された3回の大統領選候補テレビ討論がすべて終わった。1997年大統領選挙から導入された候補テレビ討論の趣旨は候補の政策・価値観・思考力などを有権者が直接比較評価して合理的で理性的な投票を誘導するというものだ。だが、今回のテレビ討論シリーズが所期の目的を達成したと評価する人はあまりいないだろう。大統領弾劾で突然行われた大統領選挙であるため候補が政策力量を熟成する期間がなかった点を考慮しても、全般的な討論の水準は非常に残念だった。
各候補は政策や国政遂行能力を確認するというよりは、人身攻撃と言葉の揚げ足取りだけに没頭する姿を見せた。