【社説】韓国、高齢者雇用率1位の影…生産的なシニア活用案探さなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.28 13:07
韓国の65歳以上の雇用率が経済協力開発機構(OECD)加盟国で1位となった。国会予算政策処の最近の報告書によると、2023年基準で韓国の65歳以上の人口の雇用率は37.3%だった。OECD平均13.6%の2.7倍水準だ。代表的な高齢化国である日本の25.3%よりも大きく高い。少子高齢化で生産人口が減る状況で高齢になっても働いて経済活動を継続するのは肯定的だ。特に長く蓄積してきた経験と専門性を活用して働くならば韓国経済にも役に立つ。
だが高齢者雇用率1位の中身を見れば悲しい。就業者の半分以上の53.2%がリタイア前の業務と関連のない仕事に再就職し、零細事業所で非正規職として低熟練・単純労働をしている。65歳以上の賃金労働者のうち61.2%が非正規職だ。35.4%が単純労務職に従事する。就業者の半分近い49.4%は従業員10人未満の零細事業者で働いていることが明らかになった。