人民元安を図る中国、ドル安を狙う米国…通貨安戦争?
中央SUNDAY/中央日報日本語版2025.05.24 13:09
15日、中央銀行の中国人民銀行は金融機関の預金準備率を従来より0.5%ポイント引き下げ、市中に1兆元(約20兆円)の流動性を供給した。これで中国都市銀行の加重平均預金準備率は従来の6.6%から6.2%水準に下がった。大手銀行と中小銀行間の差が反映された数値だ。預金準備率は預金残高のうち一部を中央銀行に預ける金額の比率をいう。これにより市中流動性が決定されるため事実上、基準金利の役割をする。年内の追加引き下げも有力視される。中国証券業界のあるエコノミストは現地メディアに「当局が預金準備率を年内に0.5%ポイント追加で引き下げると予想する」と述べた。
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