金正恩委員長、ロシア派兵経験を誇示…ギリースーツ狙撃兵を見ながら「戦争準備の完成」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.14 15:20
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がドローン攻撃に対応した「ギリースーツ(迷彩服)」姿の特殊部隊員の訓練を視察しながら「戦争準備の完成」を強調した。ロシア派兵で得た現代戦の経験を本格的に実際の戦闘に適用するという趣旨と解釈される。
14日の労働新聞と朝鮮中央通信など北朝鮮国営メディアによると、金正恩委員長は前日(13日)、努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相、李永吉(イ・ヨンギル)総参謀長、鄭京擇(チョン・ギョンテク)総政治局長が随行した中、北朝鮮軍首都防御軍団第60訓練所で兵種別戦術総合訓練を参観した。ここでは万能大隊基準の突破のための特殊作戦区分隊の戦術総合訓練、戦車兵区分隊の対抗競技、試験火力協同訓練が実施されたと、北朝鮮メディアは報じた。万能大隊とは優秀部隊に授与される北朝鮮式の称号とみられる。この日、万能大隊にはロシア派兵で核心を担った「暴風軍団」第11軍団管下の区分隊戦闘員が選ばれた。