食堂経営者が夜逃げ、税収は半分…サムスン工場建設が中断した「平沢ショック」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.09 14:51
先月10日午前、京畿道平沢市獐堂洞(キョンギド・ピョンテクシ・チャンダンドン)のある食堂。45人乗りのバスが店の前に停車すると、「溶接士」 「配管士」と書かれた作業用チョッキを着た20人がバスから降りてきた。向かい側のサムスン電子半導体工場建設現場の作業員らだ。この店を経営するソンさん(63)は「昨年はバス3台で昼・晩に2400-2500人ずつ移動させていたが、今年は一日に300人も来ない」と話した。韓国外食業中央会平沢市支部のキム・チャングン次長は「50店以上あった建設現場の食堂が20店に減った」とし「店を閉めて逃げる社長が増えたため、最近、食材会社は現金しか受けない」と話した。
同日、古徳洞(コドクドン)にあるサムスン電子平沢キャンパス正門前の不動産仲介業者には「この場所賃貸問い合わせ」と書かれていた。近隣の不動産仲介業者は「不動産も廃業する状況」と伝えた。空き店舗が並ぶ通りには平沢市所得税納付案内の横断幕がはためいていた。