【時視各角】ルーズベルト式司法府圧迫が残したもの=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.08 15:21
立法府を掌握した民主党と司法府の間の歴史上類を見ない衝突事態が6日ぶりに幕を下ろした。破棄差戻審を担当したソウル高等法院刑事第7部が7日、「大統領候補である被告人に均等な選挙運動の機会を保障する」とし、15日に予定されていた初公判を大統領選挙以降の6月18日へ1カ月余り延期しながらだ。▷曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長とあわせて、破棄差戻審の裁判長である李在権(イ・ジェグォン)高裁部長判事の同伴弾劾▷曺大法院長の聴聞会と大法院(最高裁)国政調査の推進▷大法官30人増員法推進--などの武器を総動員して裁判延期を全方向から圧迫したことが通用したことになる。1987年民主化以降、立法府が政治的圧迫を通じて司法手続きを変更する場合もあるという先例が残ることになった。
これに加えて民主党はこの日国会法司委で大統領に当選した被告人に対して在職期間の刑事裁判手続きを停止する内容の裁判中断法(刑事訴訟法改正案)も通過させた。李候補をすべての裁判から自由にする内容だ。